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大学と専門学校の違い、鍼灸柔整 大学と専門学校の違い、鍼灸柔整

進路を考える上でまず大学へ行こうかそれとも専門学校へ行こうか悩む人も多いと思います。特に大学でも専門学校でも国家資格の取得が可能な場合やクリエイティブ・IT系などの技術職に将来就きたいと考えている人には大学へ行くべきか専門学校へ行くべきが悩みどころですよね!?そんなモヤッとをスッキリ解決!鍼灸柔整分野の専門学校と大学の違いを解説します!

鍼灸柔整業界とは?

鍼灸柔整業界とは?

「柔道整復師」「はり師」「きゅう師」

鍼灸柔整業界というのは、針やお灸という東洋医学を利用して身体的な不調を改善させる「鍼灸師」や、接骨院等で手術を用いない治療を施す「柔道整復師」といった仕事を中心とした業界のことです。 それぞれが「はり師」「きゅう師」「柔道整復師」の国家資格となっており、その専門性から就職はもちろん開業や副業も比較的しやすい職種であるため、今人気を集めています!
似た仕事に「整体師」等がありますが、こちらは国家資格ではなく、治療の際も保険適用外であったりと役割が明確に違います。 人間の自然治癒力を最大限に活用した治療法ということで、医療分野や介護分野、スポーツ分野でも重宝されている技術です。
一口に鍼灸柔整業界といっても実際の活躍の場は多岐に渡ります。 最近では美容鍼灸等も注目を集めており、専門サロンも増えてきて、開業する場合の選択肢も広がりを見せています。
また、平成10年頃以降、厚生労働省の方針転換によって養成施設はどんどん増加しており、柔道整復師や鍼灸師を目指す人も増え、今現在活躍している人の数もかなり増えました。 安定志向の人が増えたことも、国家資格であるこの職業の人気を手伝っています。
そんな鍼灸柔整業界ですが、実際に「柔道整復師」や「はり師・きゅう師」になるためにはどうしたらいいのでしょうか?

鍼灸柔整業界を目指す!

  • 柔道整復師

    柔道整復師とは?

    柔道整復師は、捻挫・骨折・脱臼・打撲といった症状を手術をしない「非観血的療法」で 改善していく医療技術職となります。 柔道整復師になるには国家資格の取得が必要で、 試験を受けるためには、指定の専門養成施設(3年以上)か四年制大学で指定の科目履修が条件となっています。 試験の合格率はおおよそ60%ほどで、国家資格の中では易しい方ではありますが、しっかりと対策をしなければ不合格となるレベルです。 また、柔道整復術はスポーツの場でのニーズが高いことでも知られています。

  • はり師・きゅう師

    はり師・きゅう師とは?

    はり師・きゅう師は国家資格を必要とする東洋医学の専門家です。 鍼やお灸を使った施術で自然治癒力を高め、症状の改善や予防を行います。 はり師・きゅう師になるには、専門学校や大学で指定の科目を履修する必要があります。 試験は2つに分かれていますが、同時に受験する場合には共通科目の免除が受けられ、 合格率は80%前後で推移しており、柔道整復師よりも合格率が高いです。 また、近年では美容方面やスポーツ業界でも注目され、活躍の場は広がっています。

大学と専門学校の違い

大学と専門学校のメリット・デメリット

大学のメリット・デメリット

まず大学の特徴としては、希望した学問を中心に学びながら一般教養を幅広く身につけます。学問の学び方としては学術的・理論的な側面が強い点があげられます。
大学のメリットは、4年制でしっかり学べること、一般教養も学べること、大卒という証が手に入ること、一般企業への就職が専門学校より狙いやすいことです。
ここから要約すれば、鍼灸柔整1本に絞らず、保険を残しながら学生生活も楽しみたい。そんな人に向いているかもしれません。

専門学校のメリット・デメリット

専門学校の特徴としては、希望した職業に関する知識や技術に特化したカリキュラムを学び、就職・資格取得を目的とする実習中心が主という点があげられます。
専門学校のメリットとして、入学が容易、3年制が多く学費が抑えられる、実践デビューが早い、実習が多く即戦力を目指せる、資格対策が徹底されており100%合格という学校もあるといったところです。
こちらは本当に鍼灸柔整業界を目指すなら、より適していると言えるでしょう。

本気で目指すなら!

本気で目指すなら!

専門学校のほうがメリットが大きい!

鍼灸柔整業界の特徴として、活躍の場が実力重視であることが多いのが専門学校のメリットをさらに強めます。 柔道整復師やはり師、きゅう師の主な活躍の場は、医療系や介護福祉、スポーツ分野というのは冒頭でもありましが、 もちろん開業という選択肢もあります。こうした業界はまず大卒であることのメリットが薄くなります。
大企業での採用は大卒でなければ受けられないこともあるほど一般的な価値は高いものですが、鍼灸柔整業界では話が別です。どちらかと言えばしっかり専門的な知識と技術を身につけていることが大前提で、即戦力な人材の方が喜ばれます。
つまりなるべく早く実践に向かえる方が後々も有利なため、修業年限としても専門学校の方が有利です。一般企業への就職も専門学校から出来ないわけではなく、むしろ一部の優秀な大学でもなければ就職率にそれほど大きな違いがあるわけでもありません。こういった業界の特徴を考えても、大学と専門学校の違いを比べた時に専門学校の方が有利な点が多いのが分かります。
当然学校によっても様々な特徴があるので、進路選択の際は色々な学校を比較検討しましょう。

まとめ

専門学校の選び方

専門学校の選び方

全国に養成施設は柔道整復師だけでも100校以上にものぼり、一人暮らしを考えている場合はもちろん、実家から通う場合でも複数の学校が選択肢となるでしょう。
まず最初に基準を置きやすいのは、やはり国家試験の合格率または合格者数だと思います。受験者数や合格者数を出している学校は多いので、学校を見比べる第一の指針になります。
また、通学時間はなるべく短い方がいいためアクセス面も重要です。電車の中で勉強や休憩を・・・というのも可能ではありますが切り替えは重要です!学校では集中して学び、その他では休息を取る、例えではありますがそうしたメリハリは大事にしましょう!
他にも学費や卒業生など、比較検討する材料は様々ありますが、まずある程度ネット等で調べたらいくつか学校パンフレットを請求してみましょう。ネットにない情報もまとめられており、非常に参考になるはずです!
そして何より大事なのは学校の雰囲気や周辺の環境です。3年間は少なくとも通うわけですから、学校の先生や学生の雰囲気は自分に合っているか、メリハリつけて学べる環境があるかは重要。それを知るには実際に行ってみるほかありません。
専門学校では体験入学などのオープンキャンパスが随時行われていますので、都合のいい日程で申し込んでみましょう。 実際に学校を見てまわったり、授業体験などを通し、肌で感じることでミスマッチを防ぐこともできます。講師や学校の先生に直接相談することも疑問点や悩みを解消する一番の方法なので迷ったら保護者の方と一緒に行ってみましょう!

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