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STEP05 入試準備

入試の倍率ってなに?


学校を受験する際に定員数とともに気になるのが入試の倍率ですよね?
入試の倍率は、入試の難易度を示すもので競争率とも呼ばれています。
「この学校は倍率が高いから合格が難しそうだな…」
「こっちの学部の方が倍率低いから選ぼうかな」
など倍率を基準に出願する学校・学科を選ぶ方も多いのではないでしょうか。
そこで入試の倍率について解説します!

倍率は2種類あるの?

学校選ぶ基準の一つになる倍率ですが…皆さん倍率は一つだけと思っていませんか?
実は倍率は2種類あります!

志願倍率

まずは志願倍率について解説します。志願倍率とは、募集者数に対してどれだけ受験志願者がいるかを数値化したものです。式にすると「受験志願者数(出願した人数)÷募集者数」となります。
例)受験志願者200名÷募集者数100名=倍率2倍
出願校を考えているときに見る倍率はこの志願倍率を見ていることがほとんどです。

実質倍率

次に実質倍率について解説します。実質倍率とは、合格者に対してどの程度の人数が受験したかを計算した倍率です。式にすると「受験者数÷合格者数」となります。ここで起きるのが志願倍率に比べ実質倍率のほうが低くなるという現象です。それはいったいなぜでしょうか。

志願倍率よりも実質倍率が低くなる?

先ほど解説した通り、志願倍率は出願した人数を募集者数で割りますが、それに対し実質倍率は当日の受験者数を基にします。出願したけれど様々な理由によって受験を辞退する人がおり受験者数は出願者数よりも少なくなることがほとんどで、合格者数と募集者数はイコールにならないので実質倍率のほうが低くなります。

倍率と合格率の関係は?

倍率が高いと合格率は低くなる?

倍率が高いと合格率が低くなると考えている方も多いのではないでしょうか。倍率が高ければ高いほどに競争率が上がるわけですから、必然的に合格率は低くなると思うのが普通です。
しかし、倍率が高いからといって必ずしも合格率が低くなるとは言えないです!なぜならば受験者の中にも様々な人がおり、挑戦校として受験する人もいれば滑り止めとして受験する人もいるからです。

倍率よりも重要なのは合格最低点

倍率は一つの参考になりますが、目標になるわけではありません!ここで目標にするのは「合格最低点」です。たとえ倍率が高かったとしても、志望校が設ける合格最低点を超えられれば合格します。各学校の合格最低点の水準は大きく変動することはありませんし、過去問を取り組む際の目標にもできます。

専門学校の倍率は?

大学には倍率があるのだから専門学校にもあると思いますよね?実は、ほとんどの専門学校には倍率は存在しないです。出願すれば人柄や態度に問題がある場合をのぞき、100%ではないですがほとんどの確立で合格することができます。学校や各学科の定員が決まっているので定員が埋まった時点で受付を終了するところもあります。
しかし、例外もあり専門学校のなかでも人気が高いところは、多くの応募者が集まるので様々な試験を行って合否を決めている場合や看護系の学校や医療分野の学校では学力が重視されるので倍率が設定されることもあります。

まとめ

ついつい倍率が高いと受験を諦めてしまいがちですが、大切なのは合格最低点をクリアすることです!
倍率が高い学校でも諦めてしまうのではなく、合格最低点を調べてその点数を超えられるよう地道に勉強してみましょう。倍率が気になることもあると思うので、例えば「倍率が3倍であれば同じ学校を受験する人3人に勝つ」と考えてみれば少しでも目標が具体的になるのではないでしょうか。

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