【高校生必見】パイロットになるには | 大学や社会人からでもなれる?費用、年収、おすすめの専門学校について紹介!

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投稿日:2022年3月4日 | 最終更新日:2023年10月29日

パイロットになるにはどのような方法があるのでしょうか?
幼いころから知っていて、憧れの職業にあがることの多いパイロットですが、どうすればパイロットになれるのかは、意外と知ることは少ない情報です。

そこで今回はパイロットになるにはどのような方法があるのか、高校生や大学生、社会人がパイロットを目指すにはどうすればよいかなどについてご紹介していきたいと思います。

パイロットを目指したい方はもちろんのこと、パイロットになるためにかかる費用やパイロットの年収、将来性、パイロットになれる学校にはどのような学校があるのか知りたい方はぜひ本記事を最後までご覧ください!

パイロットになるには

パイロットの資格

パイロット(操縦士)になるには、国土交通大臣の技能証明を受けて指定の資格を取得する必要があります。

パイロットの資格には、
「自家用操縦士」
「事業用操縦士」
「定期運送用操縦士」
の3つがあり、それぞれ操縦できる範囲などが定められています。

例えばグライダーの操縦を楽しむ場合や自家用飛行機を操縦する場合など、無報酬で航空機を操縦する場合は「自家用操縦士」の資格でOKです。

遊覧飛行や報道の撮影など、商業目的で航空機を操縦する場合は「事業用操縦士」の資格が必要になります。

JALやANAなどの旅客機では、副操縦士は「事業用操縦士」で搭乗できますが、機長としてエアラインパイロットになるには「定期運送用操縦士」の資格が必要になります。

パイロットの受験資格

パイロットの資格は、飛行機、ヘリコプターなど航空機の種類によって分けられています。
さらに同一の資格のパイロットであっても操縦できる飛行機には決まりがあり、機種等ごとに試験を受けて合格する必要があります。

受験資格は、「自家用操縦士」は16歳以上(飛行機は17歳以上)、「事業用操縦士」は18歳以上、「定期運送用操縦士」は21歳以上です。

年齢に加え、それぞれに総飛行時間などの受験資格が決められています。

例えば旅客機のパイロットになろうとする場合は、通常「自家用操縦士」の資格を取得し、順に「事業用操縦士」の資格、「定期運送用操縦士」の資格を目指していくことになります。

自家用操縦士(飛行機)の場合の受験資格は

  • 総飛行時間40時間以上
  • イ.10時間以上の単独飛行
  • ロ.出発地点から270㎞以上の飛行で、中間において2回以上の生地着陸をするものを含む5時間以上の単独操縦による野外飛行
  • ハ.夜間における離陸、着陸及び航法の実施を含む20時間以上の同乗教育飛行

定期運送用操縦士(飛行機)の場合の受験資格は

  • 総飛行時間1500時間以上
  • イ.100時間以上の野外飛行を含む250時間以上の機長としての飛行
  • ロ.200時間以上の野外飛行
  • ハ.100時間以上の夜間の飛行
  • ニ.75時間以上の計器飛行

原則として年6回行われる操縦士の国家試験は学科試験と実地試験とからなり、学科試験に合格しなければ実地試験は受けられません。

さらに定期運送用操縦士の場合は半年に1回、その他の乗組員の場合は1年に1回、身体検査に合格して航空身体検査証明の交付を受ける必要があります。

パイロットの資格自体は学歴に関係なく取得できます。ただし、まず取得を目指す「自家用操縦士」の受験にも飛行訓練が必要となるので、養成コースのある学校に入学するのが一般的です。

パイロットになる方法

未経験者からパイロットになるには、いくつかのルートがあります。

  • 国内唯一の公的パイロット養成機関である航空大学校へ進学する。
  • 自社養成のある大手航空会社に就職してパイロットとなる。
  • 航空自衛隊に航空学生として入隊する。
  • パイロット養成課程のある私立大学、専門学校、民間養成機関に入学する。

このうち、航空大学校は4年制大学に2年以上在学(62単位以上取得)または短大・高専卒以上であることが入学資格となるので、高校卒業後すぐに入学することはできません。

また、大手航空会社がパイロット候補を採用する場合は大卒以上を募集対象とすることが多いでしょう。

エアラインパイロットになるには、航空会社に入社して自社養成でパイロットになるか、国内エアラインパイロットの約40%を占める航空大学校を卒業するかが主要なルートになっています。

航空自衛隊でパイロットになった場合の民間企業への採用数は少数です。

大学生や社会人からパイロットになる方法

パイロット養成課程以外の大学生や社会人がパイロットになるには、パイロット養成課程のある大学や専門学校に進学したり、航空会社に採用されたりするルートでパイロットを目指すことができます。

航空大学校に入学する

大学を2年以上修了したのちに受験できる航空大学校は、大学卒業後にパイロットを目指せる主要なルートの一つと言えます。

所定の単位を修得していれば誰でも受験可能で、大学や学部は問われません。
入学後の授業では高校レベルの数学や物理の知識は必要になりますが、航空大学校には工学部や理工学部、経済学部、教育学部、法学部、外国語学部、人間科学部など様々な出身学部の人が入学しています。

ただし、航空大学校に出願できるのは20~24歳までの身長が158㎝以上の方であることに注意してください。

自社養成パイロットになる

自社養成コースを持つ航空会社に入社して運航乗務員訓練生となり、自社養成パイロットを目指すこともできます。

ただしエアラインパイロットは養成期間が長いので採用には年齢制限を設けている航空会社もあります。
例えばJALの自社養成コースに応募できるのは大学卒業後3年以内ですが、ANAには年齢制限はありません。

また、すでに日本および各国発行の事業用操縦士免許を所持している方は応募できません。

パイロット養成学校(フライトスクール)

年齢など制限を受けずにパイロットになるには、民間のフライトスクールに通い免許取得を目指すことになるでしょう。

エアラインパイロットや警察、消防、海上保安庁等のパイロットなどのプロパイロット養成課程を持つフライトスクールから、会社に勤めながら土日や仕事の休みを利用して訓練できるフライトスクールまで様々な養成施設があります。

ただし最初に目指す「自家用操縦士」資格の取得までにも、500万程度の訓練費用がかかると予想されます。

高校生がパイロットになる方法

高校生が早期にプロのパイロットを目指す場合は、パイロット養成課程がある学校に進学し、事業用操縦士の免許を取得してから航空会社に就職するという選択肢が考えられます。

2年課程の専門学校なら高校卒業後2年という短期間でプロライセンスを目指すことが可能です。

自家用操縦士(飛行機)の資格は17歳以上から取得可能なため、高校在学中から民間のフライトスクールに通ったり外国でライセンス取得を目指したりすることもできます。

しかし、航空系の専門学校や大学で学ぶことで関連業種や航空業界全体についての知識や知己を得られます。

また認可された教育機関であれば奨学金を活用できるチャンスが多く、卒業後は「専門士」や「学士」の称号・学位が得られることもメリットと言えるでしょう。

パイロット養成コースのある専門学校

先述の通り、2年課程の専門学校なら2年間という短期間でプロライセンスを取得することができます。

測量、空撮、遊覧飛行等の幅広い航空機使用事業に関わったり官公庁等のパイロットを目指せたりするほか、日本航空大学校の4年課程などではエアラインパイロットに必要な資格を取得して大手航空会社への就職を目指すことも可能です。
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パイロット養成コースのある私立大学

2006年、東海大学に日本初の私立大学のパイロット養成コースが設置されて以降、桜美林大学、法政大学、崇城大学など他学科と比べて少数ではありますが私立大学にもパイロットの資格が取れる学科が設置されています。

ただしエアラインパイロットの養成を目的とする航空大学校と比べ卒業後の進路も多様なため、自分の目的に合わせた比較検討が必要です。

ヘリコプターのパイロットになるには

前述のとおり、飛行機とヘリコプターでは別々にパイロットの免許を取得する必要があります。

ドクターヘリや報道、農薬散布など各所で活躍の場所が増えているヘリコプターのパイロットを目指せる学校は、現在は民間の養成学校のみになります。
ヘリコプターコースがある
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パイロットになるために必要な条件

身体要件(健康・身長・視力等)

パイロットに求められるものとしてまず「健康な体」があります。

視力・聴力などの航空身体検査に合格する必要があり、矯正視力で1.0以上などの規定があります。
会社によっては158cm~190cmなど身長制限を設けている場合もあります。

パイロットになる際はもちろんですが、なってからも定期的に健康診断があり、基準を満たさないとパイロットを続けることができなくなってしまいます。

精神力

飛行中には悪天候など様々なトラブルがあり、そういったトラブルにどう対処するかを瞬時に決めなければならないので、実行力や決断力が不可欠となっています。

さらに操縦をしながらでも他の事に目配りができたり、危険に気づいたりする能力も求められるので、適性検査でもこのような部分がチェックされます。

英語力

航空通信は全て英語で行われるため、一定レベルの英語力も必要になります。

パイロットになるための費用は?

パイロットを目指す学校の費用は、4年制の大学等で2500万~3000万円、2年制の専門学校でも1500万円前後程度かかることが多いようです。

これは、やはり飛行訓練費などと呼ばれる実習費が高額になることが理由です。

学費のみであれば200万円程度でも、海外で訓練する留学費用等に1000万円以上が必要になります。為替の変動や燃料費の高騰によっても増減するでしょう。

パイロットになる費用を安くする方法

パイロットになるための費用負担を減らす方法としては、航空会社に就職したり自衛隊に入隊したりしてパイロットになることが考えられますが、非常に競争率の高い方法です。

パイロット養成課程のある大学や専門学校でパイロットを目指す場合は、学校や関連団体が奨学金制度を設けている場合があります。

数百万円が給付される奨学金制度もあるので、ぜひ情報収集の際には学費サポート情報にも目を通してみてください。
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パイロットの年収は?

パイロットになるための費用は高額ですが、パイロットの年収を見ると、パイロットの平均年収は1530万円、経験を積んだ旅客機の機長であれば2500万円以上と言われており、平均年収1位の職種となっています。

全職業の平均年収は441万円であることから考えると3倍以上の年収であり、パイロットになるための費用がかかることを考えても、夢のある職業とも言えます。

しかし全日本空輸、日本航空の大手2社とその他の航空会社では年収にかなりの差があるので、その点には注意するようにしましょう。

パイロットの将来性

近年では格安航空会社が台頭してきたことや、国の政策として成田空港や羽田空港を整備拡張して国際線の発着数を増やしているという傾向もあり、パイロットの人数は今後増えていくと考えられます。

日本のパイロットは現在約7,000人ですが、今後10年で現在の倍以上のパイロットが新たに必要となるとも言われています。

日本の航空業界は2030年ごろに定年を迎えるパイロットが大量退職する「2030年問題」を見据え、パイロットの養成を急務としています。

旅客機の機長になれるのは40歳前後と専門性の高い仕事でありますが、需要が多くて安定性が高く、非常に将来性の高い仕事と言えるでしょう。

パイロットになれるオススメの専門学校

大阪航空専門学校

大阪航空専門学校は、日本でも数少ない「空の仕事の総合学園」です。

教育方針は「学生の自主性を尊重し発展させ、即戦力となる人材を育成することで社会に貢献する」。
「学歴主義」から「能力主義」に変化しつつある現状を踏まえ、仕事に直結する知識・技術・資格を取得できる専門学校の特性を活かした指導を展開。
即戦力を持った多くの卒業生を航空業界に輩出しています。

2年制のパイロット学科には、固定翼(飛行機)コースと回転翼(ヘリコプタ)コースを設置。
少人数制とプロの教官による密着指導で、飛行機・ヘリコプターの操縦士免許取得を目指します。

飛行訓練の舞台は、大阪航空専門学校所有のセスナ機やヘリコプターがずらりと並び、神戸空港に隣接する神戸エアセンター。
1年次はまず自家用操縦士免許を取得し、2年次には事業用操縦士免許の実地試験に向けて長時間のフライト訓練を行います。

神戸エアセンターでは、学校の母体であるヒラタ学園の航空事業本部が遊覧飛行やドクターヘリを運航しており、現役パイロットの活躍を目にすることはもちろん、教官としてマンツーマンの指導を受けることができます。

大阪航空専門学校は就職率100%、航空業界への就職率92.6%という圧倒的な就職実績を誇っています。
求人数は2022年度は7651件、求人倍率37.3倍、求人社数は290社という航空業界の就職に非常に強い専門学校です。

入学から卒業まで徹底的な就職サポートを行っており、ほぼ毎月のように就職関連のガイダンスや進路調査、校内企業説明会や校内企業説明会などが行われています。
内定後も個別対応を行っており、学生が望む企業に就職できるようなサポート体制が常に整えられています。
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日本航空大学校 石川能登空港キャンパス

日本航空大学校 石川能登空港キャンパスは、抜群の就職実績を誇る学校です。

なんと、開校以来毎年就職率100%を達成しており、就職希望者全員が就職内定を達成しています。
航空業界を代表する企業が年間約70社来校し、キャンパス内で企業説明会を実施しています。

また全国で唯一、学内で大型機の実習ができることも大きな特色です。
機体格納庫や実習場など充実した設備と広大なキャンパスを有しており、隣接したのと里山空港と滑走路を共有しています。
国産大型機YS-11を4機、大型ヘリコプターS76を2機保有しているため、全国で唯一、学内での大型機の実習が可能です。

航空系の学校として、申し分ない進学先と言えるでしょう。
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まとめ

今回はパイロットになる方法や年収、費用、将来性やおすすめの専門学校について紹介してきました。

パイロットは実務経験を積まないとなることができない職業でありますが、年収が非常に高く、今後の将来性も非常に高いことからとても人気のある職業です。

今回ご紹介した大阪航空専門学校や日本航空大学校 石川能登空港キャンパスに興味がわいた方はぜひ一度パンフレットを請求してみてはいかがでしょうか。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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